五月と六月の新刊案内

 

みなさま、おひさしぶりです。

コロナ禍で、お出かけできないかわりにいつもより本を手に取る回数が増えている方も多いのでは……と想像しています。そんなタイミングで新刊のおしらせです。これから南條竹則城主の新刊がつづけて二冊!刊行です。

 

チェスタトン 『知りすぎた男』創元推理文庫

東京創元社より五月八日発売です。

http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488110208

f:id:maidX:20200418191340j:plain

 

 

◎M・R・ジェイムズ『好古家の怪談集』 古典新訳文庫

光文社より六月発売です。

https://www.kotensinyaku.jp/news/006900/

 

どうぞよろしくお願いいたします。

ではでは、みなさまひきつづき気をつけてお過ごしください。

 

【近刊案内】『ゴーストリイ・フォークロア 17世紀~20世紀初頭の英国怪異譚』

2020年1月7日、南條城主の新刊がでます!

 

◎『ゴーストリイ・フォークロア 17世紀~20世紀初頭の英国怪異譚』。

ひっそりと記録された知られざる幽霊譚を紹介する、唯一無比な一冊。
英国怪談に精通する著者が、英国・アイルランドの奇妙な物語を厳選して紹介。人の死を予言する屍蝋燭や音声妖怪、黒い犬の話、海の妖精。衒学的な怖さとユーモアに満ちた奇想天外な随筆集。

 

 

民間伝承と関係の深いイギリスのお化けを紹介する本です。『幽』の連載をまとめたものになるとのこと。来年が楽しみですね!

 

新訳『インスマスの影――クトゥルー神話傑作選』

新刊のおしらせです。

七月二十六日に新潮文庫より『インスマスの影――クトゥルー神話傑作選』が発売されるそうです!
 
【内容】
 異次元の色彩
 ダンウィッチの怪
 クトゥルーの呼び声
 ニャルラトホテプ
 闇にささやくもの
 暗闇の出没者
 インスマスの影


南條竹則城主によると、なんとすべて新訳、自信作!!とのことです。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

「アルー」の豆入りカレー

 堀切菖蒲園の駅のそばに、「アルー」というカレー屋がある。
 名物の「アルーカレー」というのを取ってみたら、カレーに豆が沢山入っている。
 腹がふくれすぎる感じだったが、おかみさんがトローリトロリとカレーのルーを掻きまぜながら鍋で煮ている姿に趣がある。

青麦

 昔、夏にドイツへ行った時、弟たちと青麦の実っている畑の道を歩いた。
 子守りのおねえさんが麦の穂を一つもいで、こちらに渡した。殻を剝いて食べてみたら、生の麦はみずみずしかった。

干柿

 年をとると食べ物の好みが変わることは、御存知の通りだ。
 子供の頃、干柿はあまり食べなかったが、四十を越した頃から妙に好きになった。以前、冬場に東鳴子の田中温泉へ行くと、近所の人がこしらえた干柿をどっさりくれるので、堪能した。
「龍口酒家」の石橋さんも干柿を作るのが上手である。