赤目河豚のしゃぶしゃぶ
昔、歯科技工士のSさんに連れて行ってもらった根岸の「近江屋」では、五月頃から夏にかけて赤目河豚を食わせた。
身を厚く切り、しゃぶしゃぶのように湯をサッとくぐらせ、すぐに氷の上にのせて、キュッとしめて食べる。味はトラより淡白だが、乙なものだ。
青木正児の本を見ると、下関ではトラフグもこのようにして食べたことが記してある。
新刊案内です。M・P・シール「紫の雲」&G・K・チェスタトン「奇商クラブ」
ひさびさの新刊のご案内です。
◎G・K・チェスタトン『奇商クラブ』
十一月、創元推理文庫。
チェスタトンらしい奇想短編集。訳者は牧師さんの話が好きだ。
◎M・P・シール『紫の雲』
十二月、アトリエサードより発売。
大変な怪作なり。傑作でもある。
M・P・シール「紫の雲」 2018/12/12ごろ店頭へ! - アトリエサード Atelier Third
以上、二冊、どうぞよろしくお願いいたします。
書き下ろし餃子エッセイ『ギョウザとわたし 餃子和我』刊行のお知らせ
惑星と口笛ブックスより、書き下ろし餃子エッセイ、『ギョウザとわたし 餃子和我』、只今発売中。自信作也。
※湯けむりのあいだに異界を垣間見る名温泉エッセイ『幻想秘湯巡り』も惑星と口笛ブックスで復刊中です!(小三毛)